🐱 シルベスター君
この日は嬰ハ短調と嬰ト短調の音階から。そして本題のショパンのワルツです。楽譜にはシャープ、さらにダブルシャープが並び、始めの10分ほどは「読めない」が顔に出て、鍵盤を探る指が空回りしていました。右手だけにして、2・1・2の指使いをひとつずつ確かめます。下の音が耳に入るように弾くと、少しずつ音の景色が変わっていきました。🎹
20分ほど経った頃、ふと気づくとほとんど当たっているのです。外してばかりだった最初と最後の別人ぶりに、本人も驚いた様子でした。私が伝えたのは、ダブルシャープは「さらに半音上へ行くか、そのまま引きずられて下がるか」のどちらかだということだけ。苦手意識が目を曇らせていただけで、読む力はちゃんと育っていました。✨
その後はツェルニー、湯山昭のチョコバー、ソナチネ。ツェルニーは速くなる箇所を2音ずつのまとまりでつかむ練習をしました。目標のテンポは遠いので、最初は50〜60のゆっくりから始めます。ソナチネは再現部で表情をつけ、腕でガンガン弾かず、やわらかくレガートを少し切るように。弾き終えて「可愛い!」と声が出たのは、この日いちばんの収穫でした。🍫
シルベスター君、ショパンを最後まで読み切った粘り強さ、本当に素晴らしかったです。宿題はまた増えますが、まずはゆっくりのテンポで、2音ずつのまとまりをつかむことから。次回は、そのゆっくりの練習がどんな音に化けたかを聞かせてくださいね。🌅
🌙 ルナちゃん
この日の楽譜は、シャープやフラット、ナチュラルがくるくる入れ替わる「星に願いを」。ナチュラルが出てくるたびに「あれ、どこだっけ」と手が止まりかけました。そこで、シャープやフラットを打ち消すのがナチュラルだと、音の流れに沿って確かめていきました。「元に戻る」と分かると、探る指が迷わなくなっていきました。🎹
指使いでも小さな発見がありました。フラットの音は薬指で。ここを元の音に戻してしまいがちなのですが、ルナちゃんはその準備がきちんとできていました。「昨日やってたんだよね」と声をかけると、ちょっと照れた顔。難しいところがいちばん上手というのは、家での練習の証拠です。😊
後半は両手で通しました。「偶然できたじゃん」と声が上がるほど、音がつながっていて、思わず笑顔になりました。ドイツ語で「朝日」を意味する題名の新しい曲も加わり、「宿題が増えていくね」と冗談を言うと、くすっと笑ってくれました。🌅
ルナちゃん、星のように光る音をひとつずつ拾っていく姿が素敵でした。次回は、両手でなめらかにつないだ「星に願いを」を聴かせてくださいね。楽しみにしています。✨
🏀 オードリーちゃん
最初の話題は「宿題、どうなってる?」から。水・木・金はバスケと塾、土曜は昼まで寝ていて、日曜はぼんやり。ひとつずつ理由を並べるオードリーちゃんに、私は思わず吹き出しました。話しているうちに、ピアノに向かう気持ちが整っていきました。😆
曲はトルコ行進曲。基本の4・3・2・1・3と、手首を回すように動く指使いに挑戦しました。最初はぎこちなく、指がもつれる場面もありました。そこで私がゆっくり弾いて見せると、「あ、こういうことか」と顔が上がりました。次に弾いたときは、4・3・2・1の流れがなめらかになっていました。🎵
その後は冬の曲探し。いろいろ聴いても「ちょっと違う」と首を振るのが、オードリーちゃんらしい正直さです。「頭が悪い」と笑う彼女に、私は「筋肉で覚えるタイプだから、ピアノは向いてるよ」と伝えました。本人も少し嬉しそうでした。💪
オードリーちゃん、一週間ほとんど触れなかったのに、指がちゃんと覚えていたのが何よりの収穫でした。次回は、トルコ行進曲の続きを聴かせてくださいね。🌟
🎄 クロエちゃん
この日は、締め切りのある曲が何曲も並ぶ、ちょっと忙しいレッスンでした。クリスマスソングのメドレーでは、ペダルの踏みかえがテーマです。「ここで踏みかえたくなるけど、左手の音は仲間だから、まだ変えなくていいよ」と伝えると、じっと楽譜を見つめて考えていました。同じ和音の仲間の中で動く音は踏みかえない。二つ以上の音が同時に変わったら踏みかえる。この感覚が、少しずつ耳に入っていきました。🦶
チャイコフスキーのくるみ割り人形の行進曲は、はじまりの三連符と、タッタラッタのリズムを正確に弾きわけることが課題でした。似て聞こえやすい二つのリズムを、それぞれの表情で弾きわけようと、何度も取り組んでいました。🎶
フラットが続く楽譜では、「全部黒いよ」と笑いながら、一緒に鍵盤を確かめました。難しい箇所は先生が見て、有名な曲は自分で間違いに気づけるように。そんな進め方にも、うなずいて取り組んでくれました。🎹
クロエちゃん、曲数が多い中でも、一曲ずつ丁寧に向き合う姿が素晴らしいです。次回は、ペダルをきれいに踏みかえた響きを聴かせてくださいね。🎅
🎤 ユナちゃん
合唱祭の報告から始まりました。クラス合唱は4クラス中2位。さらに学年合唱でも伴奏を任されたそうです。ステージでピアノの前に立った自分を話してくれる口ぶりに、緊張と誇らしさの両方が伝わってきました。学年のオーディションで伴奏者に選ばれ、卒業式の伴奏も引き受けることになっていると聞き、本当に頼もしいなと思いました。👏
その場で聴かせてくれた演奏は、あたたかい響きでした。私は「弾いているとき、隣の鍵盤に指が触れたことはない?」と尋ねました。本人は気づいていなかったようです。小さな音でも、本番では耳に残るものです。そこで、録音して聴き返し、「あれ?」と思った瞬間に止めてみる練習をすすめました。🎧
卒業式は3月まで時間があります。毎日たくさん弾き込まなくても、一日一回通して弾くだけで感覚は保てます。その後は、受験勉強で忙しい中でも続けられる曲を一緒に探し、何曲か弾いてみて決めることにしました。🌸
ユナちゃん、伴奏を引き受けた責任感と、ミスにも冷静に向き合える姿が、とてもかっこよかったです。次回は、録音で聴き返した気づきを教えてくださいね。🎹
🐶 コーディ君
ワークブックをうっかり忘れてきた日。「今週は一緒にやっていこう」と切り出すと、音符カードのクイズが始まりました。ところが答えは「〜でございます」と妙に丁寧な口調で、しかもなかなか当たりません。「ミラティスでございます」と堂々と言い切る姿に、思わず吹き出しました。それでも最後には、全部ちゃんと当てきりました。🃏
千葉の海辺への校外学習の話も聞きました。魚に触れた体験や、牧場で羊を追う牧羊犬のこと。レッスンの雑談が、そのまま次の演奏への助走になっていました。🐑
曲では、左手がヘ音記号であることに気づく場面がありました。「あ、大変」の一言のあと、小指から広げる手の形を、すぐに自分のものにしていきます。6度の音程は「指が5本、それより1個広い」と伝えると納得顔。終盤のだんだん強く、だんだんゆっくり、そして元の速さへ。そんな強弱も、次の宿題に入れました。🎼
コーディ君、カードで外していた子が、曲では見違える集中力でした。来週は2ページ進みます。自転車、気をつけて帰ってくださいね。🚲
🐶 コーディ君
ワークブックをうっかり忘れてきた日。「今週は一緒にやっていこう」と切り出すと、音符カードのクイズが始まりました。ところが答えは「〜でございます」と妙に丁寧な口調で、しかもなかなか当たりません。「ミラティスでございます」と堂々と言い切る姿に、思わず吹き出しました。それでも最後には、全部ちゃんと当てきりました。🃏
千葉の海辺への校外学習の話も聞きました。魚に触れた体験や、牧場で羊を追う牧羊犬のこと。レッスンの雑談が、そのまま次の演奏への助走になっていました。🐑
曲では、楽譜がヘ音記号だと気づく場面がありました。「あ、大変」の一言のあと、小指から広げる手の形を、すぐに自分のものにしていきます。両手で進んだところは、最後までなめらかにつなげるように。だんだん強く、だんだんゆっくり、そして元の速さへ。そんな強弱も、次の宿題に入れました。🎼
コーディ君、カードで外していた子が、曲では見違える集中力でした。来週はワークブックを2ページ進めます。自転車、気をつけて帰ってくださいね。🚲
🍀 アラン君
この日のレッスンは、右手のきらきらした音の動きから始まりました。ところが、途中で音が思うように出なくなる場面がありました。調号のシャープに、さらに音符自体のシャープが重なっていたからです。「元々ついているのに、またついたの?」と首をかしげていましたが、一緒に弾いて確かめると、耳でも納得できたようでした。🌿
音がくっついてしまうところは、切らずに、中はなめらかに。そう伝えると、すっと音が通りました。「そうです、そういうことです」と私が声をかけると、本人も「分かった」と頷いて、次の弾き直しにつなげてくれました。🎵
リズムの足し算も見ものでした。「1.5と0.5で2」のはずが「4になってる」と気づいて、自分で「あ、2だ」と直したのです。間違いに自分で気づく瞬間ほど、嬉しいものはありません。🔢
アラン君、直す力が日に日についています。片手ずつ進めた箇所を、次回は両手でつなぐ日になりそうです。楽しみにしています。🌟
❤️ ハート君
自転車のハンドルがグラグラして、ガタガタ鳴る。そんな話からレッスンが始まりました。お父さんが六角のレンチで直してくれたそうで、「ここがこうなってたんです」と身ぶりで説明してくれる様子が可愛らしく、ピアノの前に座る頃には肩の力がすっかり抜けていました。🔧
曲では、右手の中指を使うところで指が絡まりかけましたが、親指と中指の置き場所を決めて順番を整えると、道がひらけました。左手は、ファの音で一緒に動くところが難関。「ここで弾きたくなるけど、まだ弾かない」と、待つことを練習しました。休むのも演奏のうち。そこが分かったのは大きかったです。⏳
両手で通せたとき、「すごいじゃん」と声が出ました。ワークブックには「少しできました」と書き、冗談で「ハンドル直りました」も添えました。自転車もピアノも、緩んでいたところを締め直せば、ちゃんと走ってくれますね。🚲
ハート君、次回は両手の最初の場面を、もっとなめらかに聴かせてくださいね。楽しみにしています。🌈
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