レッスン日記

ブランクがあっても大丈夫。忙しい毎日に「自分のための10分」をピアノで

「最近、なんだかイライラしやすい」「前はこんなことで怒らなかったのに」。
40代、50代の生徒さんとお話ししていると、こういう言葉を耳にすることが少なくありません。仕事や家事に追われ、家族との小さな行き違いが重なって、気持ちが休まる時間がない。レッスンの前後にそんなお話を伺うことがあります。

イライラは「性格」のせいではないかもしれません
この年代はホルモンバランスが変わる時期で、気分の波が出やすいと言われています。アメリカの産婦人科医メアリー・クレア・ヘイバー医師も、こうした変化が気分や集中力、睡眠に影響することがあると発信しています。

とはいえ、私は医師ではないので、体のことを詳しく語れる立場ではありません。気になる症状がある方は、婦人科などの専門の先生に相談してみてください。

ピアノ講師としてお伝えしたいのはひとつだけです。「イライラしてしまう自分はだめだ」と責めなくていい、ということ。それだけ毎日頑張ってきた、ということでもあるのだと思います。

ピアノを弾いている間は、ほかのことを考えられない
では、どうやって気持ちを切り替えるか。私がおすすめしたいのは、やはりピアノです(講師なので当然そう言うだろう、と思われそうですが)。

ピアノを弾くときは、楽譜を目で追いながら指を動かし、出てきた音を耳で確かめます。これを同時にやるので、正直なところ、ほかのことを考える余裕がなくなります。

私自身、気持ちが落ち着かない日にピアノの前に座ると、30分ほどで頭の中がずいぶん静かになっていることがあります。ピアノを弾くと、私自身も「なんでこんなことを許せないって感じていたんだろう」と思う事があります。

音楽とストレスの関係についてはいろいろな研究があります。ただ難しい話を抜きにしても、「さっきまで考えていた悩みから少し離れられる」というだけで、十分意味があると感じています。

ある生徒さんのお話
私の教室に、1年前から通ってくださっている40代の生徒さんがいらっしゃいます。

入会のきっかけは、ご家庭での意見の食い違いが続いて、気持ちがなかなか落ち着かなかったことでした。何か気分転換になることを探していたときに、ピアノが思い浮かんだそうです。子どもの頃に習っていたのがきっかけです。

大人の方のレッスンでは、上手に弾けるようになることを一番の目標にはしていません。宿題は最小限にして、「弾きたいと思ったときに、弾きたいだけ」とお伝えしています。曲も教本の順番ではなく、ご本人が弾きたい曲から選びます。

この方がいま取り組んでいるのは、ショパンの『ノクターン Op.9-2』とパッヘルベルの『カノン』です。どちらも「聴いていると落ち着くから」という理由で選ばれました。ノクターンは左手の伴奏が大きく動くので、最初は中々思った鍵盤にあたらず、ずいぶん苦戦されていました。

通い始めた頃は肩に力が入っていて、音も少し硬かったのを覚えています。それが3か月ほどたった頃から、弾き始めると表情がふっとゆるむようになりました。

あるレッスンの帰り際に「ピアノを弾くと気分が晴れるんです」と言ってくださったことがあります。別の日には「ピアノに向かっていると、自分が本当はどう感じていたのかに気づくことがある」ともおっしゃっていました。

忙しいと、自分の気持ちはつい後回しになります。一人で鍵盤に向かう時間が、その気持ちを確かめる時間になっているのかもしれません。この言葉は、講師としてとても印象に残っています。

自分のための時間を、少しだけ
仕事、家事、家族のこと。毎日たくさんのことを抱えていると、自分のための時間はどうしても削られていきます。

1日10分でも、週に一度でもかまいません。誰のためでもない時間を、少しだけ自分に用意してみてはいかがでしょうか。ピアノの前では、間違えても途中で止まっても大丈夫です。誰かと比べる必要もありません。

ブランクがあっても、楽譜が読めなくても
「何十年も弾いていない」「楽譜が読めるか不安」という方もたくさんいらっしゃいます。当教室では、その日の体調や気分、生活のペースに合わせてレッスンを進めています。無料体験レッスンもあり、時間も30分月2回から気楽におこしいただけます。

ノクターンやカノンのように、聴いているだけで落ち着く曲を自分の手で弾いてみる。そんな時間に興味があれば、一度レッスン室にいらしてください。お待ちしています。

🎹教室へのお問い合わせ・体験レッスンのお申し込み
東伏見教室・玉川上水教室・小川駅前教室では、土曜・日曜もレッスン生徒を大募集中です♪
ピアノや声楽・ボーカル、フルート、サックスなど無料体験に是非お申込み下さい。

♪無料体験に申し込む♪

「うちの子も楽しく通えるかな?」「実際のレッスンの雰囲気を知りたい」など、気になることがありましたら、公式LINEよりお気軽にご相談ください。
教室の最新空き状況や、無料体験レッスンのご案内もLINEでお届けしています。
▼ 公式LINEの友だち追加はこちらから

友だち追加

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 雨でちょっとひんやり|玉川上水教室のレッスン日記

  2. 力を抜くと音色が広がる|小川駅前教室のレッスン日記

  3. 難しいけど面白い左手|玉川上水教室のレッスン日記

アーカイブ